『ある村の古老』

世界の人々の暮らしを取材するため、TVの取材班は遠い国にやってきました。
そこで村の古老にインタビューをしました。
「今までの人生の中で、楽しかった思い出を聞かせてください」
「楽しかった思い出というと。おお、あれじゃ。
昔、村の娘が道に迷ってしまってな。
男たちが総出で探した。
やっと見つかったときはうれしくて、男たちはみんな、その娘と関係をもってしまった」

さすがにその話はオンエアできないと思った取材班。
「すいません、他に楽しかった思い出はありませんか?」
「あるとも。昔、村のヤギが道に迷ってしまってな。男たちが総出で探した。見つかったときはうれしくて、男たちはみんな、そのヤギと関係をもってしまった」

これも放送できないと思った取材班。仕方なく、
「じゃ、じゃあ今度は、悲しかった思い出を聞かせてください」

すると古老は答えた。
「悲しい思い出。ああ…。
昔、わしは道に迷ってしまってな…」
i-mobile
i-mobile

TOPに戻る