

『犬に注意』
通りすがりの小さな田舎の雑貨店に入ろうとして、男は「危険!犬に注意!」
という注意書きがドアに貼られているのに気がついた。
中に入ると、レジのそばの床に、おとなしそうな年老いたハウンド・ドッグが寝ている。
彼は店長にたずねた。
「注意しなきゃいけない犬ってあれかい?」
「んだ。あいつだ」と店長。
男はおかしくてたまらなかった。
「あの犬が危険だなんて、オレには全然そう見えないな。
いったいなんであんな注意書きを貼ったんだい?」
「なんでって、」と店主。
「あの注意書きを貼るまえは、来る人来る人、あいつにつまずいちまってたからさ」


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