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『深夜の架け橋』

 夏の夜、ナポリ街の路地裏。
 四階の部屋で、惚れ惚れするほど美しい娘が、開け放した窓の近くで着物を脱いでいる。
 とおりをはさんだ向かいの部屋で、彼女の濃い美後が手すりからすっかり身を乗り出して、娘の白い肌を食い入るように見つめている。
 若者は矢も楯もたまらなくなって恋人の娘に声をかけた。
「ねえ、早くこっちにおいでよ。もう我慢できない!」
 娘はおろおろした様子で、
「まだみんな起きてるわ。抜け出すのは無理よ。みんなが寝静まるまで待って」
「一刻も待てないよ」
「そんなこと言ったって。どうやってそっちへ行ったらいいの」
「そんなのわけないさ。僕のアレがにゅーっと伸びて端になるから、その上を渡っておいで」
「分かったわ。でも、帰りはどうするの?」
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