『勇敢な功績』

 国境の前哨部隊にいる兵士が、ある日、指揮官に週末に外出許可証をいただきたいと申し出た。
 もちろん、指揮官はいくつも理由を挙げて拒否した。とりわけ、その兵士が規律も意欲もないという点が問題であった。

 兵士は尋ねた。
「もしもほんとうに優れて勇敢な好意をした場合は
 許可証について考え直していただけるでしょうか?」

 もちろんだ、上官は答えた。
「ただし、もしそれが本当に立派な行為であれば、だ。」

 翌朝の日の出に、この兵士は敵の戦車にロシアの旗をひらめかせてキャンプに戻って来た。
 敵の戦車を一人で捕獲してきたのは実に素晴らしい事である。 そこで、週末の外出許可証が与えられた。

 翌週、その兵士は夜出かけて行って、次の朝敵の戦車にロシアの旗をひらめかせ、捕獲した敵の野戦砲を引いて戻って来た。
 これはさらに優れた軍功である。 もちろん、週末の外出許可証が与えられた。

 これが何ヵ月も続き、兵士は敵の兵器を捕獲する能力のおかげで何度も表彰され、二回昇進した。

 しかし、それでも指揮官は疑いを捨て切れなかった。
 ある日兵士に、いったいどうやっているのかを話してくれさえしたら、ウオッカを一箱買い、沈黙を守ると約束した。

 兵士は話した。
「ええと、こっちの戦車に乗って、一晩中走って敵の戦車を探します。
 それから、中にいる奴に
 『おい、週末の外出許可証がほしくないか?』と聞きます」

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