

『最後の言葉』
とある男が、病院のベッドの上で最後のときを迎えようとしていた。
その時、男は何か話したそうなジェスチャーを見せた。
傍らにいた牧師は、その意味をすぐに悟って話し掛けた。
「何か言いたいことがあるのですか?」
すると、男は首を縦に振ったので、牧師は彼に紙とペンを渡した。
「あなたは、今、会話が出来ないかもしれません。でも、これに書いてくれれば、あなたの最後の言葉を外にいる奥さんに伝える事が出来るでしょう。」
男は最後の力を振り絞って、牧師の差し出した紙に何事かメッセージを走り書きすると、そのまま息絶えてしまった。
次の日、男の葬儀が行われ、悲しみに沈む妻の元に最後を看取った牧師が歩み寄って言った。
「あなたに伝えなければならないニュースがあります。実は、あなたの夫は息を引き取る直前、あるメモを残していかれました。」
「何ですって!」
驚いた様子の妻に、牧師はダイイングメッセージを手渡した。
妻がおもむろにその紙を開くと、そこにはこう書かれていた。
「ぼくしさま さんそチューブふんでる」


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