
『天国で野球』
二人の老人、マイケルとジョーはいつものように公園のベンチに座りハトに餌をやっていた。
ジョーがマイケルに話しかけた。
「なあお前さん、天国に野球はあると思うかい?」
マイケルは少し考えてから答えた。
「わからん。そうじゃ、もしワシが先に死んだら、必ずお前のところに戻ってきて天国に野球があるか教えるよ。だからお前が先に逝ったらその時はワシに教えてくれ」
数ヵ月後、悲しいことにジョーが亡くなった。
ある日、マイケルはいつものように公園のベンチに座りハトに餌をやっていると、囁き声が耳元で聞こえました。
「マイケル…マイケル……」
マイケルはびっくりして答えた。
「ジョー、お前かい?」
「そうじゃ、ワシじゃ」
その返事に驚きつつも、マイケルは約束だったことを尋ねた。
「どうじゃ。天国に野球はあったかい?」
するとジョーの幽霊は答えた。
「それが、良いニュースと悪いニュースがあるんじゃよ」
「それでは良いニュースから聞くとしよう」
「天国にはやはり野球があったよ」
それを聞くとマイケルは声を上げた。
「それはよかった!それで悪いニュースってのはなんじゃ」
するとジョーは答えた。
「今度の金曜にお前さんがピッチャーで投げるんじゃよ」


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