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『宇宙飛行士募集』

 NASAが新たに開発したスペースシャトルの乗組員の募集があった。
 そのスペースシャトルは一人乗りの火星行きで、期間は50年というものだった。つまり、一度行ったらもう地球に帰ってこられる可能性は低いというわけである。

 面接に始めに来たのはロシア人だった。面接官が聞いた。
「では報酬はいくら欲しいかね」
 ロシア人は答えた。
「きつい業務です。1000万ドルいただきます」
「それを何に使うのかね」
「全額をロシア政府に寄付していただきたい」

 次に面接にやってきたのは、ドイツ人だった。ドイツ人は言った。
「私は2000万ドルはもらいます」
「それを何に使うのかね」
「1000万ドルは家族のもとへ、もう1000万ドルは科学技術の発展のために使用していただきたい」

 最後に面接にやって来たのは日本人だった。日本人は言った。
「私は3000万ドル要求します」
 面接官は驚いて聞いた。
「そんなにたくさん? 他の連中はもっと少ない額だったのだが」
日本人はニヤリと笑いながらこう答えた。
「1000万ドルは私がいただく。もう1000万ドルは君にあげよう。残り1000万ドルでロシア人を火星に送ればいい。
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